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2009年12月30日 の記事一覧
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本日のトラ記事
新井見えたゾ!過去最高ボディーや!阪神・新井貴浩内野手(32)が29日、広島市内のトレーニングジム「アスリート」で自主トレを行った。腰椎(ようつい)骨折の後遺症を打破するため、重負荷を担ぐ恐怖心を封印し、自ら設定した筋力数値のノルマ達成と自己記録の更新を視界にとらえた。このまま順調なら過去最高ボディーを携え、来年2月のキャンプインを迎える。
◇ ◇
新井が過去最高ボディーの完成を目指し、“恐怖心”というリミッターを解除した。万全の準備が整いつつある。キャンプインまでに設定した筋力数値のノルマが見えてきた。2月1日まで1カ月余り。逆算しても十分時間はある。次のノルマを設定したくなるほど「順調」にウエートの調整が進んでいる。
「去年は腰が怖かったから、(重負荷のバーベルを)担いでいない。腰に引っ掛かりもあったしね。あと1カ月あるから、(目標数値は)いけると思う」。昨夏に骨折が判明した腰椎は完治している。
「1年間何もやってなかったし、ブランクもある。またグキッときたら終わりだから、そこは慎重になりながらやっているけど、ケガを恐れていたら効果のあるトレーニングはできないから」
この日は「アスリート」で約1時間、背中の筋力強化に努めた。今オフ最初の肉体計測で太もものサイズが4~5センチ細くなっていたことから、優先課題を下半身強化に置いている。目安となるのが、重負荷を担ぎ屈伸運動を繰り返すスクワットの数値だ。
「キャンプまでに150キロで10回(屈伸)やりたいと思っていた。今、150キロで7回できているんで、もう少し」。広島在籍時の07年1月に記録した「160キロで10回」が過去最高だが、「1月の早い段階で目標を達成できれば、160キロを担ぐかもしれない」と自己記録の更新も視界にとらえた。
同じ空間で今オフから広島で自主トレを行う野原祐や上本が1軍定着を目指し、筋力強化に励んでいる。「わざわざ広島まで来て、大したもの。往復の旅費や宿泊もお金がかかること。一緒にやって、こちらの気持ちも高まる」と若手の向上心を歓迎。もう恥はかけない。勝負の移籍3年目。2月1日、新井は万全の肉体で沖縄へ乗り込む。
安藤復活へ!肉体改造で7キロ絞った
脱いだらすごいんです-。阪神・安藤優也投手(32)が29日、オフに取り組んできた肉体改造の成果の一部を明かした。「脱いだらすごいってのは冗談ですけどね。体のキレを求めてトレーニングをやってきて、今の時点で(普段の90キロから)7キロ体重が減ってます」と話すように、数値に表れるほどの減量に成功。さらなる進化を目指し順調に鍛錬を重ねている。
「現役でいる以上は完成というものはない」。かつては不動のセットアッパーとして03年のリーグ優勝に貢献。ここ2年間は先発として2年連続の開幕投手を務めている。だが、目指すところは「全然、新しい自分です」と言うように向上心が衰えることはない。シーズン終了後から即、取り組んできた肉体改造は着実に進んでいる。
甲子園のクラブハウスで日々、5時間にも及ぶメニューをこなしてきた。「下半身、体幹、でん部の3つを中心に鍛えている。それに内容は企業秘密ですが食事面でも気を使ってます」と徹底的に強化を行ってきた。
過去には米・アリゾナのテンピや、福岡県内の病院施設などでの自主トレも経験してきており、「学んできたことをトータルにミックスしている」とすきはない。
「キャンプ後、オープン戦くらいに目に見える変化が出るのを期待している」。究極の安藤優也を目指し虎のエースは充実のオフを過ごしている。
坂井オーナーV奪回誓う「寅年やから」
阪神・坂井信也オーナー(61)は29日、大阪市内の電鉄本社で今年の仕事を納めた。4位に終わった今年を振り返り「いろいろ反省して頭冷やして考えたい」と話した。
寅(とら)年で迎える来季については「(12球団で)干支(えと)は虎と竜、丑(うし)しかありません。12年に1回しかない。優勝できたらインパクトもある。勝負事は気持ちを1つにすると強いですから“寅年やから頑張ろう”で行きたい」と縁起のいい2010年のV奪回を誓った。
すでに真弓監督をはじめ一部選手には激励の気持ちを賀状にしたためた。「1人1人にメッセージを書きました。選手に真意が伝わるといいんですが」。年明けには南球団社長、真弓監督を交えての新年会で気勢を上げることも決めている。
今年のテーマには新監督で迎える新しい年ということで漢字一文字の『新』に込めた。来年については「これから考えます。“2年目のジンクス”にならんように“2年目の飛躍”となるような文字を考えたい」と話した。
寅年Vへ思いをはせながら慌ただしかった09年を終えた。
甲子園球場にカーネルはあきまへ~ん?
虎党にとっては少し残念?な結果となってしまった。今年3月、大阪・道頓堀川から24年ぶりに救出されたカーネル・サンダース人形。来年3月にリニューアルオープン予定の「甲子園歴史館」に常設されることが有力視されていたが、阪神側が日本ケンタッキー・フライド・チキン社(KFC)に同所に展示できない旨を伝えていたことが29日、分かった。
「(カーネル人形を)正式に甲子園敷地内で置くことはできないという連絡をいただきました」とKFC関係者。9月9日には同球場横で一般公開もされるなどKFC側は「多くのファンの方に見てもらいたい」という意向で、「甲子園歴史館」を筆頭にカーネル人形が甲子園内に常設されることを希望してきた。
だが、阪神側が出した最終結論はNO。理由としては(1)カーネル人形と野球が直結していないこと(2)KFCという1つの企業としての色が強いということ。この2点が弊害となり、カーネルおじさんが甲子園内での“永住権”を獲得することはできなかった。
現在、カーネル人形は東京都内のKFC本社内に保管されている。今後については「敷地の広い規模の大きい店舗に設置する可能性が高いと思います。もちろん関西で」とKFC関係者。85年以来、日本一になれないという“カーネルののろい”が深まらなければいいのだが…。
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