超個人的プロ野球観察日記

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ウィルフィン・オビスポ

ウィルフィン・オビスポ（Wirfin Obispo , 1984年9月26日 - ）
読売ジャイアンツに所属するプロ野球選手（投手）。

来歴
2002年1月にボストン・レッドソックスと契約。当時は遊撃手だったが、2004年のシンシナティ・レッズ移籍を機に投手に転向。同年にドミニカン・サマーリーグで、球団のマイナー最優秀投手に選出された。
2007年、読売ジャイアンツの春季キャンプにテスト生として参加。将来性と素材の良さを評価され、育成選手として契約。ドミニカ出身の選手の巨人入団は、2001年のヘクター・アルモンテ以来。イースタン・リーグにおいて巨人史上2位の最速157km/hを記録(1位は上記のアルモンテの158km)するなど球威に定評はあったが、2007年春季キャンプの紅白試合で2回のボークを犯すなど投球技術と制球力に課題があった。同年6月29日に支配下選手登録。同年8月14日に1軍登録され、同日広島東洋カープ戦（広島市民球場）で1軍初登板。シーズン終了後、鈴木誠とともに故郷ドミニカのウィンターリーグに派遣された（エストーラス・オリエントに所属）。
2008年、右肩の違和感を訴えたために再度育成選手として契約することに合意し、1月25日付で自由契約が公示された。7月30日に再び支配下選手登録された。このシーズン、1軍登板はなかったが、2軍ではイースタン・リーグ最多の21セーブを挙げた。
2009年、開幕2軍スタート。マーク・クルーンの故障離脱もあり4月25日に1軍昇格。その後中継ぎで数試合登板後に2軍降格。6月、2軍の先発不足の事情から先発に転向し好投。クルーンの再離脱により6月16日に1軍再昇格。7月2日に来日初先発。広島コルビー・ルイスと投げ合い6回2/3を1失点の好投で初勝利を挙げる。育成選手出身投手による先発での勝利は史上初。また7月22日の対横浜戦（長野オリンピックスタジアム）では三浦大輔と投げ合い2失点でプロ初完投勝利を達成した。こちらも育成選手出身投手としては史上初である。その後クルーンの復帰で2軍落ちとなるが、セス・グライシンガーの故障で再度昇格し9月17日の阪神戦で約2ヶ月振りの勝利。さらにこの試合の6回表にプロ野球史上13人目（セ・リーグでは6人目）となる1イニング4奪三振を達成した。また、優勝を決めた9月23日の中日戦には先発し7回3失点の好投を見せて、チームを優勝に導いた。試合後は仲の良い豊田清とマウンドにて写真撮影を行い、マウンドから降りる際にはオビスポコールが東京ドームに響き渡った。
プレースタイル
スリー・クォーター気味のフォームからの、最高球速158km/hを記録する剛速球、スライダー、チェンジアップ等が武器。また、同僚のディッキー・ゴンザレスと同じインステップで投げるため右打者にはあまり打たれておらず、被打率も低い。
元遊撃手で俊足であり、2軍では三塁打を放ったことがある。また、バント処理のフィールディングは卓越している。
エピソード
性格は自由奔放。同僚の野球道具を勝手に拝借することもあり、2008年には門倉健のソックスをはいて練習に参加、2009年にはルーキー大田泰示の新品の汗取りを勝手に開封して着用した。
2007年6月に支配下登録された際、北海道帯広市でオビスポ（帯スポ）の略称で親しまれているスポーツ用品店「ビッグバン 帯広スポーツ館」が、オビスポが活躍したらCMのオファーを出すつもりという記事が東京スポーツに掲載された。
相手が先輩やコーチである事に頓着せずにイタズラを仕掛ける。2009年、二軍調整中だった高橋由伸が突然、低めの声で「おい」と声を掛けられ、思わず背筋を伸ばして振り返った。するとそこにはしてやったりの表情をしたオビスポがいて、高橋は「何だ、オビちゃんか」と苦笑いしたという話がある。
2009年4月28日のvs広島戦で、次の回の登板に備えてベンチ前でキャッチボールしていたところ、3度も暴投して球がフィールド内に進入、試合がその度に中断した。このため、球審からはベンチへ下がるように命じられた。
来日初完投勝利を挙げたvs横浜戦の終了後、嬉しさのあまりグローブとウイニングボールを長野オリンピックスタジアムのベンチに置き忘れてしまった。
東京ドームモナカアイスが大好物。
来日当初は日本語がわからず、苦労したが、持ち前の明るさで現在のチーム内では「オビちゃん」の愛称で親しまれている。
スポーツ報知では自紙がなづけた越智・山口の雷神・風神とかけて「カリブの怪人」と書かれることが多々ある。
ズームイン!!サタデーの｢プロ野球熱ケツ情報｣のコーナーにおいてチームメイトの阿部慎之助から「岩尾 通（いわお　とおる）」という日本名をつけられている。理由は阿部曰く「なんかいそうだから。」というもの。
個人記録
投手記録
初登板：2007年8月14日、対広島東洋カープ16回戦（広島市民球場）、8回裏に救援登板・完了、1/3回無失点
初奪三振：：2007年8月18日、対東京ヤクルトスワローズ17回戦（東京ドーム）、9回表に飯原誉士から
初先発・初勝利：2009年7月2日、対広島東洋カープ12回戦（東京ドーム）、6 2/3回7安打1失点
初完投勝利：2009年7月22日、対横浜ベイスターズ15回戦（長野オリンピックスタジアム）
初ホールド：2009年7月17日、対阪神タイガース10回戦（東京ドーム）
打撃記録
初安打：2009年7月28日、対中日ドラゴンズ13回戦（東京ドーム）、3回裏にチェン・ウェインから中越二塁打
初打点：2009年9月23日、対中日ドラゴンズ21回戦（東京ドーム）、4回裏に山井大介から二塁適時内野安打
背番号
129　（2007年 - 2007年6月28日、2008年 - 2008年7月30日）
91　（2007年6月29日 - 2007年、2008年7月31日 - ）



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COM(0)TB(0)EDIT 2000.02.22

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