超個人的プロ野球観察日記

2009年11月14日 の記事一覧

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本日のトラ記事

☆城島 鉄人宣言！フルイニング出る！！☆

　マリナーズを退団し、日本球界へ５年ぶり復帰となる城島健司捕手（３３）が１３日、大阪市内のホテルで阪神入団発表会見に臨んだ。会見前に交渉し、４年総額２４億円で正式契約を交わした。真新しい背番号２のユニホームに袖を通した城島は甲子園での大暴れ、フルイニング出場を誓約。チーム状態低迷時の批判も正面から受け止める覚悟を明かした。

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　慣れ親しんだ九州を離れ、退路を断った男の目は強い決意に満ちていた。自分で悩み、自分で考え、身にまとったタテジマのユニホーム。城島はテレビカメラ２０台超、１７０人の報道陣が詰めかけた会場をぐるりと見渡し「悪いときでも前面に立ってガッチリと（批判を）受け止めたい。自分で選んだ道だから逃げることはできない」と熱い思いをさらけ出した。

　日本球界No.１捕手と称され、期待と注目度は日に日に高まる。かかる重圧も想像を絶する。結果を残せなければ待っているのは容赦ない批判。城島はその状況を理解し「全部分かった上で阪神を選んでいる。（批判から）逃げられるもんなら逃げたいですよ。でも誰かがやるしかない。注目される存在はなりたくてもなれないわけですから」と言い切った。たとえ試合に敗れたとしても、批判の矢面から逃げるつもりはまったくない。

　優勝という言葉もあえて目標に掲げなかった。「優勝、優勝と選手が言って、言い訳にするのは自分の考えにない」と持論を展開。「将棋の駒が優勝！優勝！と言って、駒らしい動きをしなかったら打つ手（監督）も大変でしょうから」と、献身的な姿勢でチームのために尽くしてこそ初めて優勝の２文字は見えてくる。扇の要として、リーダーとして、自分がベストを尽くすことが最優先になってくる。

　まずは矢野ら現有捕手との競争に勝った上で、全試合フルイニング出場を宣言した。その理由も「ピッチャーを助けるのが僕の一番の仕事。ピッチャーは良いときもあれば悪いときもある。悪いときに、いかに勝たせることができるか」。日米１５年間で築き上げた確固たる捕手像は揺るぎない。チームの窮地で存在感を示してこそ、チームの白星は積み重なっていくと信じて疑わない。

　この日、大阪市内は朝から分厚い雲に覆われ、小雨がぱらついていた。天気予報でも太陽が顔を出すことはないはずだった。しかし入団発表が始まる１５分前、これまでの天気がウソのように太陽の光が差し込んだ。

　明るい未来を予感させるような超常現象。「きょうから僕は阪神の人間です」と力強く語った“虎のジョー”が１１月１３日、正式に誕生した。

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☆真弓監督“相ジョー効果”で最強打線や☆

　阪神・真弓明信監督（５６）は１３日、城島の入団会見に同席した。攻守両面で頼もしい男の加入に表情は明るい。「右打者は補強ポイント。１人入ることで左打者の成績も上がる」と加入による相乗効果を期待した。

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　フラッシュの嵐を浴びながらジョーとジョーがガッチリ握手した。満面の笑みを浮かべる本家ジョー、真弓監督は待ちに待った“恋人”新ジョーこと城島の入団に興奮気味に話した。

　「（ユニホーム）似合ってたね。いい体してるわ。丈夫そうやし」

　右の強打者と捕手。ここ数年、チームの課題だった補強ポイントを１人で補えた。その効果をこう表現した。

　「右打者が入って右左のバランスが良くなって組みやすい。左打者も成績が上がってくるんじゃないかな」

　城島を何番にするか、注目の打順については「楽しみの１つ。ほかの選手との兼ね合い。流動的になる」と明言を避けた。だが、「シーズンの中でもかなり変わることもある。自然に決まってしまうかもしれない」と付け加えた。

　城島は５年ぶりの日本球界復帰。セ・リーグは初めて。守りの面でも大きな貢献を期待する捕手という点を考慮すれば、いきなりの重責は避けたい。シーズンの中で、その打力が何物にも替え難いのであるならば、柔軟に対応する考えだ。

　どの打順を打つにしても城島を加えた打線が、他球団に脅威を与える強力なモノになることは間違いない。「強い打順になりそうだね」と指揮官は言った。

　その熱いハートにも惚（ほ）れた。フルイニング出場を目標に掲げ、キャンプからブルペンで投手の球を数多く受けたいという姿勢も高く評価。

　「投手の本音、本性はマウンドに上がって出てくる。しっかりうまくしてくれる捕手じゃないかと思う」と早くも全幅の信頼を寄せた。

　「いろんな経験をしている。ダイエーからメジャー、ＷＢＣ、五輪。精神的にも強いというところで頼れる柱になってくれる」

　出せる賛辞をすべて贈った。最高の補強に勇気づけられ、指揮官は陸路で再びキャンプ地へと戻った。

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金本 スクワット180キログイッ

　阪神・金本知憲外野手（４１）が１２日、広島の自主トレ拠点「アスリート」で昨年１１月の左ひざ手術後では最重量となる１８０キロの負荷を下半身にかける本格的な筋力強化に取り組んだ。

　ひざに負担の少ないセーフティースクワットながら、負荷は１８０キロに及んだ。本来のスクワットに換算すれば１５０キロ。この日は１０回を２セットこなし、続けて別の器具で下半身をいじめ抜いた。この時期に同重量をかつぎ上げることは３年ぶり。左ひざにメスを入れた０７、０８年のオフはリハビリ専念を余儀なくされ、年内の筋力強化は上半身に制限された。スクワット後「酸欠…」と息をあげて倒れ込んだ金本にも充実感がにじんだ。

　介助したジムの平岡洋二代表も「本当にうれしい。２年続けてまともにできなかったから。これがトレーニングだよ」と目尻を下げた。プロ１９年目の来季へ向けた始動は、リミッターを設けない金本本来のウエート強化になった。

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野原将 同郷の城島に即弟子入り志願

　阪神・野原将志内野手（２１）が１３日、入団が決まった城島健司捕手との合同自主トレを熱望した。城島は、長崎日大高時代に佐世保での自主トレを見学に行くなど、遠くから背中を追いかけた同郷の大ヒーローだ。来季の有望株の一人として真弓監督が熱い視線を送る若虎が、飛躍を目指して“同郷タッグ”を申し入れる意気込みだ。

　　◇　　◇

　今から３年前、高校３年生の冬だった。野原将は城島の練習法を勉強するため、佐世保へ向かった。プロ入りを目前に控えた１８歳は、長崎が生んだヒーローの背中に自身の未来を重ね、阪神での活躍を心に誓った。

　「城島さんと共通のトレーナーの方を知ってて、僕もオフは佐世保に行くので、練習されているところにあいさつに行こうと思ってるんです」

　「ダイエー時代から大好きだった」城島が入団会見を開いたこの日、野原はあこがれの人との対面に心を躍らせた。一度だけ見学した自主トレでは、軟式の球を打つなど独特の練習法を取り入れており、印象的だった。

　「『どんな練習してるんだろう』と思って見に行ったんですが、軟式球を打ったりすごく工夫して練習されていました」

　野原将は０６年の高校生ドラフト１位で入団。まだ１軍出場経験はないが、今キャンプでは真弓監督の評価も高く、来春の１軍キャンプ帯同も内定している。指揮官も将来の大砲候補として期待しており、城島との合同自主トレが実現すれば若虎にとってあらゆるプラス材料が生まれるはずだ。

　城島は例年、かつてのチームメートや横浜・寺原、西武・銀仁朗らと自主トレを共にする。「今年は無理かもしれませんが、お願いできればと思っています」と野原将。“城島道場”入りを強く望む若虎はこの日もフリー打撃など７時間の全体メニューをこなし、その後居残りで１時間ウエートトレに没頭した。

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二神が“大月町ＰＲ大使”候補に

　阪神からドラフト１位指名を受けた二神一人投手（２２）＝法大＝が、出身地の高知県幡多郡大月町で“ＰＲ大使”の候補に挙がっていることが１２日、分かった。町では地域発展のため、地元のスターに一役買ってもらいたい考えだ。

　「まだ具体的な案はまとまってないですが、観光用のポスターなどに登場してもらえればと」。町役場の関係者が計画の一端を明かした。二神が育った大月町は高知県の南西端にある。海と山に囲まれ、マリンスポーツのメッカとしても知られる観光スポット。だがかつて９０００人を超えた人口は現在、約６５００人まで減少している。

　隣接の宿毛市では、中西２軍投手コーチがＰＲ大使として、地域振興に貢献している。大月町でも同様に「二神が育った町」として、積極的にアピールする計画を立てている。

　「これからは二神君を前面に押し出していきたい」と前述の関係者。役場では、阪神への入団が決まってすぐに横断幕の作成にも取りかかるなど、町を挙げての応援態勢を整えている。虎の即戦力右腕に掛かる周囲の期待は、想像以上に大きい。

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坂井オーナー「今岡さんに謝りたい…」

　阪神・坂井信也オーナー（６１）が１３日、オリックス・岡田彰布監督（５１）が前日１２日に「（今岡を）あんな見せ物にして…」とした発言を受けて「今岡さんがさらし者になったということであれば自分の気持ちと違う。おわびせなあかん」と悲痛な表情で話した。

　チームの功労者であり、個人的にもサインバットを所有するほどのひいきの選手。その今岡が、“さらし者に”との発言に心を痛めた。「引退して花道をと考えましたが本人が“まだまだやらせて欲しい”ということで本人の意向を尊重した」とトライアウト受験は本人の意思を尊重したものであったことを強調した。

　「今岡さんにはＯＢとしてタイガースを愛してほしい。心ない言葉で傷つけたなら謝りたい」と思いやった。

　現在のところ今岡獲得に名乗りを上げる球団は現れていない。

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二神、藤原で１軍春季キャンプ切符争う

　阪神がドラフト１位で指名した二神一人投手（２２）＝法大、もしくは２位指名の藤原正典投手（２１）＝立命大＝のどちらか１人を来年２月の１軍春季キャンプに参加させるプランがあることが１３日、明らかになった。

　首脳陣は、今ドラフトで指名した大学生投手２人を十分な即戦力と見ている。来春キャンプについて山口投手コーチは「（投手の人数の）ＭＡＸは２０人。外国人３人と大学生ルーキーを１人入れるかもしれんから」と説明。二神、藤原のうち１人を１軍キャンプに参加させる可能性があることを示唆した。

　阪神で野手を含めた新人の１軍春季キャンプ参加となれば、０７年に希望枠で入団した小嶋（大阪ガス）以来となる。

　そんなデータは別にしても、１年目の開幕から活躍を狙っていくためには１軍キャンプスタートは二神、藤原の２人にとっても譲れないところだ。今後の本格的な選考は、キャンプ前の来年１月に行われる新人合同自主トレの場が主体となる。左右の大卒ルーキー２人が大きな期待に応えるべく、まずチーム内でしのぎを削る。

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柴田 打撃マシンで恐怖のバント練習

　阪神・柴田講平外野手（２３）が１３日、室内練習場で打撃マシンから至近距離でバントを行う特別メニューを行った。指導した木戸ヘッドコーチは「１つのことを凝るっていうのがテーマ。それのはじめはバント。（打撃）練習でファウルしていたから」と話した。

　恐怖感と緊張感がたっぷりの練習だ。打撃マシンとの距離は約７メートル。ボールを転がすことすら困難な状況だが、そこには技術だけでなく、メンタル強化の意図も含まれていた。柴田は「（練習でも）絶対に決めると思わないと試合ではできない。今までの考えが甘かったと痛感した」と厳しい表情で話した。

　約２０分間の特バントを終えて「あと３日。（バントのときの）気持ちを変えていきたい」。成長のきっかけを必ずつかんで帰らなければならない。

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南社長 城島加入の“化学反応”期待

　阪神・南信男球団社長が１３日、城島加入によるチーム内での“化学反応”を熱望した。野球英語で効果的な補強によるチーム力アップを、○○の加入がもたらすケミカルリアクション、ケミストリーなどと表現するが、同社長はこの相乗効果を期待。「金本選手が入った０３年にチームが変わったように、城島選手もそれぐらいチームの刺激になってくれれば」と声を弾ませた。

　クリーンアップを打てる捕手の加入は、攻守にわたって最大の補強。国内外で培った実力、経験も備わったベテランとなれば期待しない人間はいない。「投手のことを親身になって考える選手。投手が活躍すれば自分も喜ぶ。バッテリーからだけでなく、チーム全体にいい影響を出してくれると思う」。城島獲得に水面下で奔走した“主役”が会心の笑みを浮かべていた。

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城島が道頓堀にキターッ！実は…

　阪神に入団した城島健司捕手（３３）のそっくりさんとして、本人公認で活動しているお笑いタレント・ジョージマン北（４３）が１３日、城島の阪神入団会見を受けて大阪市内でデイリースポーツの取材に応じ、「３割＆３０本で優勝！！」と高らかに宣言した。

　２０００年から城島のモノマネを始め、０５年には本人から公認を得たジョージマンは、会見の様子を「１０年越しでずっと城島選手を見てきましたが、久しぶりに晴れやかな顔をしていた」と分析。「すごい“おとこ気”のある選手。金本選手の次に“アニキ”を担う存在になってくれるはず」と期待を口にした。

　自身の仕事も急増し、「幸せなことです」とジョージマン。「来年は１試合でも多く甲子園に行って、阪神ファンに城島選手の良さを伝えたい。ファンを増やしたいです」と意気込んだ。


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COM(2)TB(0)EDIT 2009.11.14